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◆モノグラム
1896年に誕生したのが、モノグラムですね。
これは、ルイ・ヴィトン2代目のジョルジュ・ヴィトン(1857-1936)が、
模倣品を防ぐために考案したものとされています。
誕生から現在まで、ルイ・ヴィトンのトレードマークとして、
不滅の人気を誇っているのは、みなさんもご存知の通りですね。
モノグラムが考案された当時(19世紀末)は、
ヨーロッパでジャポニズムが流行っていた時期らしいですよ。
実は、このモノグラムの柄も、日本の家紋からインスピレーションを受けて、
発案されたと言われています。どうなんでしょうね。
◆モノグラム・デニム
2005年に登場した、モノグラム・デニムは、ヴィンテージ・デニムを思わせる、
ストーンウォッシュジーンズの生地に、モノグラムが織り込まれています。
発売当初から注文が殺到し、世界的に品薄となりました。
ルイ・ヴィトン独特の斬新なデザインに、カジュアルな素材がマッチしたライン。
◆モノグラム・マルチカラー
2003年に、ルイ・ヴィトンのデザイナー「マーク・ジェイコブス」氏と、
日本を代表するアーティスト村上隆氏のコラボレーションによって誕生しました。
ノワール(ブラック)とブロン(ホワイト)の2種類をベースに、
33色ものカラーを配色した、ポップでカラフルなデザインが特徴的ですね。
発売以来、高い人気を誇り、現在では、
ルイ・ヴィトンを代表する作品になっています。
◆モノグラム・ヴェルニ
1998年に誕生したのがモノグラム・ヴェルニです。
エナメル加工が施されたカーフスキンに、モノグラムを型押した素材は、
光沢感があり、ゴージャスな印象ですね。
また、高級感のある素材を生かすかのように、
バッグもエレガントなものが揃っています。
カラーバリエーションがとても豊富で、
ノワゼット(ブロンズ)・ルージュ(レッド)・
アンディゴ(ネイビー)・ペルル(ホワイト)など多数あります。
◆モノグラム ミニ・ラン
2006年秋、新たにコレクションに加わったのがモノグラム
ミニ・ランです。
コットン(綿)&リネン(麻布)を素材として用いた、軽量でしなやかなライン。
光沢のある質感と、ダークブラウンを基調とした落ち着いた色使いが
シックで非常に上品な印象を与えていますね。
主張しすぎない反面、存在感のあるこのモノグラム
ミニ・ランは、
エレガントからカジュアルスタイルまで、様々なスタイルにマッチすると思います。
スピーディ、バケット、ソミュールといったスタンダードなバッグに加え、
財布やキーケースといった小物でも展開していますよ。
◆モノグラム・スウェード
2006年の春に登場した、ルイ・ヴィトン初のスウェードです。
ベルベットの素材が引き立つ、ソフトなスウェードレザーに、
ミシン目の小さなパンチングでモノグラムが配された、
スタイリッシュなデザインが特徴的ですね。
ソフトな質感と、芳醇な大地を連想させるカラーバリエーションで、
ザックリと持つことができるカジュアル感が魅力ですが、
同時にヴィトンならではの高級感も感じさせてくれますよ。
◆ダミエ
1888年、ジャポニスムが流行していた当時、
日本の市松模様をヒントにデザインされたのがダミエ・キャンバスですね。
旅行用のトランクなどに使用されていましたが、
コピー製品の氾濫により、数年で廃盤となってしまいました。
しかし、1996年にモノグラム・キャンバスの生誕100周年を記念して復活しました。
ブラウンとベージュのクラシックな色使いと幾何学的なデザインは、
100年以上たった今も、多くのファンを魅了しています。
◆ダミエ・ジェアン
タイガなどと並ぶメンズラインとして、2004年に発表されたのがダミエ・ジェアンです。
ダミエの市松模様を大きく大胆にデザインした、カジュアルなラインとなっています。
機能性にも優れ、ベースボールバッグ(サック・ベースボール)や
ゴルフバッグ(サック・ゴルフ)といった、スポーティーなアイテムも展開されています。
メンズラインですが、シックなカジュアル感を好む女性にも人気があるようです。
◆エピ
1920年代に、ルイ・ヴィトンが使用していた型押し(グレイン)のパターンをもとに、
1986年に誕生したのがエピです。
クロムとタンニンで皮をなめしており、耐久性・防水性に優れています。
発色の良いカラーが魅力で、カラーバリエーションが豊富です。
ミルティーユ(ブルー)・ルージュ(レッド)・マンダリン(オレンジ)など、
非常に美しい色が都会的な魅力を引き立てています。
ちなみにエピとは、フランス語で「麦の穂」という意味です。
◆タイガ
1993年、初のメンズとして登場したのがタイガです。
素材の型押しされた上質な牛革と、
ビジネスユースを意識してデザインされているアイテムは、
洗練されたインテリジェンスを感じさせているようです。
ルイ・ヴィトンというブランドを押し出さない、さりげないロゴの使い方や、
シックな色使いは、男性だけでなく、
キャリアを意識する女性からも圧倒的な人気を誇っているようです。
◆スハリ
2003年登場の、希少なゴートレザー(ヤギ革)を使用した作品です。
きめ細かく型押しされたエレガントな素材は柔軟さと耐久性を兼ね備えた、
理想的なレザーといえます。
ゴールドで統一された、ラグジュアリーなスタッズやコーナープレートが
都会的なイメージを引き立てくれます。
カラーバリエーションは、ブルー・ジェラニウム(レッド)・ブロン(ホワイト)・
ノワール(ブラック)などがあります。
◆アンティグア
2005年に登場した、ルイ・ヴィトン初のオール・キャンバスです。
キャンバスの軽量さと、モード×カジュアル感が漂うデザインが人気ですね。
また、鮮やかなレッドをベースに鮮やかなパープルのストライプを配色するなど、
斬新なカラー展開も注目を集めました。
ちなみに、アンティグアとは、ヨットレースと美しい海が有名な、
カリブ海に浮かぶ島の名前だそうです。
◆ユタ
2003年に登場した、メンズの作品です。
名前の通り、アメリカの広大な草原をイメージして展開されているというこの作品は、
ヴィンテージ風の金具を使うなど、非常にクラシックなイメージを醸し出しています。
ザックリと型押しされたレザーが、武骨なイメージさえ漂わせてくれそうですね。
ブランドを前面に押し出していないデザインは、ミドルエイジの男性が持つには、
申し分のないコレクションだと言えます。
◆ノマド
1991年に登場した、ノマド・レザー素材は、表面に傷のない牛革を厳選し、
植物タンニンでなめしています。
ちなみにノマドとは、放牧の意味ですよ。
使い込むほどに、ツヤが出てきて、牛革独特の風合いが増していきます。
そのため、革の変化がわかりやすい小物の人気が高いようです。
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